9日(木)から12日(日)にカリフォルニア州で行われる
「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」で今季初の米ツアーを迎えるウッズは
開幕2日前の7日(火)に公式会見に出席。
席上で昨今のこのブームについて否定的な所見を述べた。
キーガン・ブラッドリーが「全米プロゴルフ選手権」を制し、
ベリーパター使用者として初めてメジャーチャンピオンとなったのが
昨年8月。その後、ビル・ハースがFedEx Cupタイトルを獲得し、
ウェブ・シンプソンが米ツアーの賞金王争いに加わるなど、
いわゆる中尺パターを使用する若手中堅選手の活躍は依然として目覚ましい。
一方で、グリップエンドを腹部や胸部につけて行う
このパッティング動作に対して異論も噴出。R&A、USGAが近々ルール規制に
乗り出す可能性が浮上している。
この論争について報道陣から私見を問われたウッズは、
「僕は良いと思ったことはない」とバッサリ。
「体とクラブをコントロールして、振り子のようにスイングするのは
“アート”だと思っている。
ゴルフはそうプレーされるべき。
この件については、僕は伝統主義者だね」。
以前からR&Aのトップであるピーター・ドーソン氏とも意見交換をした
ことがあるといい「僕のアイデアでは、
パターはキャディバッグの中で最も短いクラブと同じか、
それ以下にしなくてはいけないというもの。そうすれば、
ベリーパターやロングパターが無くなるのでは」
と具体的な対策案まで披露した。